こんにちは!
高校生の時、
「暗記パン」があれば、どれだけ楽だろうかなぁ~
と楽なことばかりを考えていた、代々木ゼミナール地理講師の宮路秀作です。
スーパー戦隊シリーズの第4作は、電子戦隊デンジマン。
第14話は「100点塾へおいで」というタイトル。
小学生の源一くんが算数のテストで100点をとる所から話が始まります。
彼は、「100点塾」という塾に通っているから100点が取れたといいます。
そこで友達を誘って、みんなで100点塾に行くことになりました。
しかし、100点塾は、べーダーが作った塾。
ベーダーはデンジマンが戦う悪の組織で、海賊戦隊ゴーカイジャーでいうザンギャック、動物戦隊ジュウオウジャーでいうデスガリアンです。
100点塾には「よく遊び 良く遊べ」という、達筆で書かれた和紙が貼ってあります。
「遊んで100点取るのが、この塾のモットーよ♪」
という通り、遊んでていても100点が取れると洗脳します。
そして、怪物ジュクラーが作った「万能鉛筆」を配るのです。
万能鉛筆とは、テストの時に勝手に正答を書いてくれるという優れもの。
そう!
まるで暗記パンなのです!
これがあれば勉強なんてしなくていいんだ、と子供たちは怠け始めます。
「さぁ、キライキライ音頭いこうか!」のかけ声のもと、
♪キライキライキライ 勉強キライ
♪テストもキライキライ 学校もキライ
♪もう一つおまけに ママもキライ
と、子供たちは歌って踊ります。
そしてべーダーは考えます。
100点塾を東京に40校ほど、さらに全国に300校ほど開校する。
これで、約2年間で全国の子供たちが怠け者になる。
しかし、ヘドリアン女王(べーダーを率いる女王陛下)はいいます。
「300校ではぬるい! 1000校を目標にしろ! 6か月で子供たちを怠け者にしてしまえ!」
しかも、まったく営利目的ではないところがすごいです。
直営でしょうから、ベーダーには人材がいくらでもいるのでしょう。
ナレーターが言います。
「ベーダーは、100点塾のチェーン化を着々と進めていた」
代ゼミサテライン予備校のような映像授業の配信ではありません。
きっと直営です。
そして、「さぁ、キライキライ音頭いこうか!」と音頭を取る人が必要です。
資金力、人材力が半端ないです。
そして話の後半では、怪物ジュクラーとデンジマンが戦うのですが、ジュクラーは巨大化したり、一寸法師なみに小さくなったりとデンジマンを苦しめます。
最後は、デンジブーメランでジュクラーを倒して終わります。
まさかのダイデンジンが登場しません!!!
なぜかデンジマンと子供たちがランニングをしながらの映像を背景に、ナレーターが言います。
君たち もし近所に100点塾が出来たら気をつけたまえ
遊んで100点取れる塾なんて、インチキに決まっているんだからね
言われなくても、知っています。
受験生のみなさん、暗記パンや万能鉛筆、そして精神と時の部屋なんてものは存在しないのです。
努力してこそ、反復練習してこそ、学力の向上が期待できます。
悔いのない夏を過ごしてください。
愛と勇気と平和と偏差値は自分の手で勝ち取れ!
↑電子戦隊デンジマンは、ここから観られます☆