#015:守破離

こんにちは!

代々木ゼミナール地理講師の宮路秀作です。
前回は8月の更新でしたので、ながらくご無沙汰してしまいました。

そうこうしている内に、気づけば2学期の最終週に突入しています。
11月30日の時点で、センター試験まであと44日です。

この時期になると、「センター試験まであとわずか…」と焦りの色が見えてくる頃です。

「あと44日しかない…」と捉えるか、「あと44日あるから、何ができるかな」と捉えるか。
人間は気の持ちようでいかようにも行動パターンが変わってきます。

残り少ない日々で何ができるかを考えましょう。

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さて、その「考える」という行程ですが、何を指針にしましょうか?

4月から授業勉強が本格化し、これまで授業では様々なことを伝えてきました。

地理に関しては、文系よりも理系の生徒を相手にすることが多いです。
わたくしの授業の受講者にはもういないと思いますが、最初に、「考えればなんとかなる!」という思考からの脱却をまず伝えました。

いわゆる「地理的思考力の涵養!」とかいう言葉からの脱却です。

そして、「知っていれば解ける!」ということが最強なんだということも理解しているでしょう。

統計や資料の読み方、地形図の判読など、なかなか独学が難しいことは夏期講習の「宮路秀作の地理」で扱いました。

そうやって「解答に至るまでの正しい過程」を一つ一つ積み重ねてきました。
これは「まぐれ当たり」を減らしていくことが目的です。

そのためセンター地理の過去問演習を数多くこなすことはすごく大事なのです。

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日本には、「守破離」という考え方があります。
茶道や剣道、空手道など、「道」の世界で大事にされてきた考え方です。

39番目のスーパー戦隊、手裏剣戦隊ニンニンジャーでも、「忍びの41 守破離だ」でもテーマとなった考え方です。

まず師匠の教えを「守る」ことで、基礎を身につけます。
師匠の教えをどんどん吸収していきます。

さらに、教わった「型」が自分に合致するかどうかを究めていきます。
単に「守る」だけでなく、そこに独自の工夫を追加します。
これが「破る」ということです。

最終的には、師匠に教わった「型」から「離れる」ことで、自分が創りだした「型」の昇華を図るのです。

これまで色々なことを授業で教えました。
多くの受験生がそれを「守る」ことで、安定した学力を身につけてくれました。

そして、自分なりの勉強法を身につけて、高い得点力を獲得しようとしている状況と思います。
「破る」というところにいると思います。

センター試験までの日々、過去問演習を続けてください。
やっぱり過去問題が一番質が良いと思いますから。

そして、良い意味で、「離れる」日がくることを期待しています。

残りの日々も頑張りましょう!
宇宙で一番勉強しましょう。

「これだけのことをやったんだんから!」と言える自分になってください。

前へ!

追伸
12月5日から冬期講習が始まります。
私は、B週(12/12-16)が新潟校、C週(12/19-23)が本部校、D週(12/26-30)が名古屋校、E週(1/2-6)が札幌校にそれぞれ出講します。

質問ある生徒のみなさんは、講師室までどうぞ☆

「代々木ゼミナール 2016年度 冬期講習会」はこちら

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