#011:地理が苦手な受験生に共通していることを探ってみた。その②

こんにちは。
代々木ゼミナール地理講師の宮路秀作です。

さて、今回は、

地理が苦手な受験生に共通していることを探ってみた。

の、その②です。

前回は、

すべてにおいて論理的な説明を求めてはいけない
知識の集積を図り、それを繋げていくことが重要

などをお話ししました。

「教科書は使えない!」と認識している

教科書というのは実に良くできた本です。
はるかに知識と教養を備えた大学の先生方が、我々のような凡人にも分かるように丁寧に丁寧に、平易な文章に直して作っているのが教科書です。

それでも、分からない人のために参考書というのがあるわけです。
「参考にする」ための本が。

ですので、参考書が受験生にとってわかりやすいというのは当たり前。
参考書はあくまで参考書にしかすぎません。

しかし、受験生にとって大事なのは、教科書に書いてある内容を理解できているかどうかはもっと大事なのです。

教科書を理解できるようになろう

これが勉強の正しいベクトルの一つです。

「教科書は使えない!」という認識は、「面白いモノを面白いと言えるだけの戦闘力が備わっていない」ということです。

▼オススメの教科書

どの会社のものでも大丈夫です。
学校で使っているもので十分です。

地図帳や資料集を活用できていない

わたくしは必ず授業には地図帳を持参するように言います。
これは、その場で確認することに意味があるからです。

家に帰ってから確認では遅い。

「地図上で情報を読み取れる力」は受験において、すごく武器になります。

また自分が持っている先入観を正すこともできます

たとえ、習っている先生が「授業に地図帳は持ってこなくて良い」という方針だったとしても、自ら持参するべきです。

資料集もあると良いですね。

資料集はふんだんに写真が掲載されていて、日本にいながら世界中の様子を知ることができます。
写真で記憶に残すことはすごく重要です。

積極的に活用しましょう。

まとめます。

最終的には教科書が理解できる人になってください
教科書を使えないと思っているうちは、学力はあがりません。

文字だけでイメージできない箇所は、資料集などで確認しましょう。

地理で点を稼ぎたい人は、これを肝に銘じて勉強をしてください。

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