こんにちは。
代々木ゼミナール地理講師の宮路秀作です。
今回は、2017年度センター試験前の最後の更新です。
異論はそれぞれあろうかと思いますが、わたくしが個人的に思うことを書いてみました。
肩の力を抜いて読んでください。
私大専願の受験生もいるかと思いますが、どちらにせよ、すべての受験生がこれから「短期決戦」に挑みます。
大学入試というのは、結局は最後に待ち構えている紙切れ一枚の試験によって合否が決まるのです。
現役生であれば、多くが「センター試験 → 国公立二次+私立大学」という流れになろうかと思います。
この間、およそ1か月ちょっと。
「この試合に勝てば優勝が決まる!」という試合に臨むプロ野球選手でさえ、子供の頃からの練習の積み重ねが土台にあります。
受験生も同じで、これまで勉強してきたことを土台に挑むわけです。
短期決戦だからこそ、少しでも不安要素を作ってしまう、自滅することだけは避けなければなりません。
根拠のない自信も時には必要です。
自分の学力にうぬぼれるくらいでも良いかもしれません。
敵は自分自身です。
近すぎて見えていないだけです。
だからこそ、センター試験の結果に一喜一憂しないことです。
例えば、地理Bの目標点数を90点に置いたとします。
しかし、80点しか取れなかったとする。
では、その10点は合格までにどれくらいの影響があるのかを考えて欲しいと思います。
影響が小さければ、目標点を獲れなかったことは問題ではありません。
「10点くらいは誤差!」と思えるような目標点を設定しておくことが大事です。
今日は、センター試験前日。
もし、最後の詰め込みが出来るとしたら知識です。
教科書を読む、地図帳を眺める、授業ノートを見返す、色々な事ができます。
さて、目の前に敵が現れたとします。
「その敵を倒すための『武器』がない!」と不安になっている暇があるでしょうか?
現実的に目の前に敵がいるのです。
倒さなければ、自分が倒されてしまいます。
ならば、「いかに、持っている『武器』で倒せるか?」を考えましょう。
不安要素は自ら創り出さないことです。
しっかりと飯を食べて、友達や家族とお喋りして笑顔になりましょう。
リラックスした状態でこそ最大限の力を出せるはずです。
大丈夫!
あなた方が師事した先生に間違いがなければ、十分に倒せるだけの「武器」や「必殺技」を与えて貰ったはずです。
「次は、自分が勝つ番だ!」
常に胸の中に秘めておきましょう。
君が昔描いていた“君”はもっとスゴイはずで、そんな“君”になれる日はもうすぐです。