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#016:「すごいですね!」

こんにちは!

代々木ゼミナール地理講師の宮路秀作です。

先日、「番外編 『特歌+五松』祭」というライブを観に行きました。

松原剛志さん(海賊戦隊ゴーカイジャー、ウルトラマンメビウスなどの主題歌を歌った方)
五條真由美さん(おじゃ魔女どれみ、プリキュアなどの主題歌を歌った方)
サイキックラバーの2人(特捜戦隊デカレンジャー、侍戦隊シンケンジャーなどの主題歌を歌った方)
内田稔さん(Z旗のドラムの方)

の5人が出演されました。

スーパー戦隊シリーズが大好きなわたくしからすると、とにかく豪華な顔ぶれです。

途中、

高橋秀幸さん(炎神戦隊ゴーオンジャー、特命戦隊ゴーバスターズなどの主題歌を歌った方)
宮本佳那子さん(プリキュアなど声優さん)

の乱入(?)もありました。

まるで、1981年(昭和56年)の「世界最強タッグ決定リーグ戦」の最終戦にスタン・ハンセンが突如乱入したかのようでした。
嘘です。

ライブ会場は、100人ほどが入れる箱だったこともあり、非常に「近い」ものがありました。
演じる側も、観客もお酒を飲みながらというライブ。

人前で歌を披露する。

「人前で何かをする」という仕事は、我々も同じ。
空気を創って、その空気を動かしていく。

教壇に立つ身としての「先生」という職業は落語に似たところがあって、落語を好む「先生」というのは結構多いのです。
わたくしも落語が好きで、よく寄席に行っています。

空気の創り方は非常に勉強になります。
放つ一言で空気が変わるのですから。

さて、ライブ終了後、縁あって打ち上げにも参加させていただきました。

緩傾斜…、いや、関係者の中に、ぽつんと「誰?」といった感じで、わたくしが末席を汚してしまうという状況でした。

そこで、打ち上げにいらしていた声優さんとお話をする機会がありました。

みやじまん:何のお仕事をされていらっしゃるのですか?

声優さん:声優をしております。「名探偵コナン」ならご存じかもしれませんが、「千葉刑事」の声を担当しています。

みやじまん:すごいですね!

といった感じで、ミーハーな感じ丸出しの会話をしてしまいました。

この時点で、この声優さんがどなたなのか、お分かりかと思います。
役名を同じお名前の、千葉一伸さんでした。

千葉さん:宮路さんは、何のお仕事をされていらっしゃるのですか?

みやじまん:えっと、代ゼミで地理を教えています。

千葉さん:すごいですね! 僕には、人に教える仕事はできませんよ。だから、宮路さんはすごいと思います!

さらに続きます。

千葉さん:声優という仕事とは、多くの人の目に触れる機会が多いというだけで、結局僕は、これ以外は何もできません。だから皆さん、「すごいこと」をやっていらっしゃるんだと思いますよ。

仕事をするということは、24時間という限られた時間の中から時間を供給して、その対価を得るということです。
もちろん、自分の好きな仕事もあれば、依頼されたからやらなければならない仕事というのもあります。

そうやって誰かが作ったものを、誰かが消費します。
世の中はそうやって成り立っています。

ライブの出演者の1人に言われました。

「自分としては、人に聴かせるほどに調子が上がってこないんだけど、仕事だから歌わなければならない時もあります。でも、その状況でもお客様は盛り上がってくれる。歌を聴きに来てくださっているから。だから、あまり調子云々は関係なく、『そのときにできる最大限のこと』を考えなければならないんです」

代ゼミで地理を教えていると、「ん~、このテキストは扱いづらいな…」と思う授業もあります。
それでも伝えるべきところが何なのかを考え、授業の格好は付けます。

仕事をするって、みんな同じようなことを考えていらっしゃるんだなと思った次第です。
露出が多ければ多いほど、その傾向は強いのかも。

 

いろいろとありがたいお話を聞かせていただきました。

 

そして、

「いやぁ、自分はまだまだ…」

と謙遜ばかりしていても、先には進みません。
自戒の念を込めて、そう思った次第でした。

だから、凹むことを恐れていたら何も得られませんから、凹んだ数だけ伸びしろがあると信じましょう。

前へ!

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代々木ゼミナール、12月5日から冬期講習が始まっています。

わたくしは、

B週(12/12-16):新潟校
C週(12/19-23):本部校
D週(12/26-30):名古屋校
E週(1/2-6):札幌校

にそれぞれ出講します。

質問ある生徒のみなさんは、講師室までどうぞ☆

担当する授業はこちらでご確認ください。

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